こんにちは!イギリス・リバプール大学に留学中の、WINGSのEitoです!
この記事では、私が実際に履修した授業とイギリスの履修システムをご紹介します!
目次
授業の例
以下はフル単(120 CATS)で履修した私の時間割です。


Manger! Food and French Culture
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【形式】少人数のグループセミナー
【内容】フランスの食文化
【特徴】
少人数なので二外のような雰囲気で楽しい
美食家になれる
フランス旅行をより楽しめる
クラスでシャルキュトリ職人を訪問したり、フレンチレストランでコース料理を食べたりする
リーディングの量が半端ない。しかも一部フランス語
レポート課題も多め(2000-word report ×2)

この日はハムの食べ比べをしました。
唯一の日本人として、日本の文化や日本人からの視点について意見を求められることが多かったです。ここで日本での当たり前が他国ではそうではないことを身をもって実感しました。
例)箸、いただきます、ごちそうさま、一汁三菜、配膳の位置、クリスマスの過ごし方(恋人、ケンタッキー)、日本の寿司 etc.
FYI:「クリスマスはケンタッキー」は日本KFCによる独自マーケティング戦略。
興味深かった学び:
「イギリス料理=不味い」とされている理由の一つに産業革命が関係しているそうです。
産業革命による都市化で労働者が新鮮な食材や地場農産物から切り離され、長時間労働のため缶詰や加工食品中心の食生活となり、伝統的な食文化が失われたとのこと。
実際、ヨーロッパ諸国を食べ歩いた個人の感想としては、確かにイギリス料理は比較的劣っていると感じました。
Operations Management

【形式】レクチャー+セミナー
【内容】オペレーションズ・マネジメントの原則
【特徴】
授業で扱う事例がイギリス・グローバル企業(TESCO, M&S, NHSなど)で、イギリスならではの学びがありました。
このモジュールではレクチャー内でのディスカッションの機会が多く、主体的に学ぶことができました。

また、レポート課題が特に面白かったです。任意の企業を一つ選び、そのオペレーション戦略について調査・分析するもので、私は欧州旅行中にお世話になったLCC(ライアンエアー)について書きました。
引用形式がAPAではなくHarvard形式だったため、慣れていなくて少し大変でした。
興味深かった学び:
ライアンエアーの機内座席に背もたれのリクライニング機能や座席ポケットがないのは、単なるコストカットではなく、以下のようなオペレーション戦略によるものでした。
故障を減らしてメンテナンス費用を抑える
ゴミを放置させず、機内清掃の時間を極限まで短縮する
他にも様々なオペレーション戦略があるので、気になった方はぜひ調べてみてください!
Dynamics & Relativity

理系学部へ交換留学する人はレアらしいです。私の留学先大学では、物理学科への留学生が私を含め2人だけでした(なので最初のschool inductionで学部長に大歓迎されました笑)。
【形式】レクチャー+ワークショップ
【内容】力学と相対性理論
【特徴】
授業について:
授業はわかりやすく、教授の物理愛が伝わってきて面白かったです。セメスター2に履修したNewtonian Mechanicsはより解析的で難しかったですが😓
ワークショップ(演習)について:
毎週課されるアサインメントを解いて、チューターに採点してもらうというものでした(このスコアが成績に直結する)。
演習時間は2時間ですが、終わった人から帰ってOKなので、早ければ5〜10分で終わることもあります。
(注)理系学部の授業ではディスカッションの機会がほとんどありません。英語を話して伸ばしたいのであれば,他学部のセミナー中心の授業やsociety(サークル)などに積極的に参加することをおすすめします。(注おわり)
期末テストについて:
記述問題で試験時間は150分。定義や証明などを英語で書かなければならないのでそこが一番苦労しました。あと関数電卓を日本から持ってくるのを忘れたので現地で買いました(〜£20)。
(問題例)
Explain what you understand by the term 'laminar flow', giving two examples of the way in which this is different to turbulent flow.
State Einstein’s two postulates of Special Relativity.
Show that the energy of photon 1 in the rest frame of the particle is ~
他にもイギリスらしいこんな授業も!
The Football Business(サッカービジネス)
British Party Politics(英国の政党政治)
Shakespeare(シェイクスピア)
など、イギリスならではのユニークな授業があります。
また科目によってはPre-requisite(前提科目)があったりするので、留学前に(2年秋留学なら1年次に)自分のやりたい学問分野の履修をしておくと良いです。
参考情報:イギリスの履修システムについて
※大学によって多少異なる点もあることをご了承ください
1. 基本情報
用語
個別の授業・科目をModule(モジュール)と呼びます。
単位制度(CATS)
イギリスの大学ではCATS (Credit Accumulation and Transfer Scheme)という単位システムが使われています。
1年間で120 CATS単位が基本。
1モジュール当たり15〜30単位で、1学期当たり3〜4個の授業(モジュール)を履修します。
📌留学先大学から早稲田への単位換算については、過去のインスタ投稿「単位換算レポート」をご参照ください!
2. 授業の仕組み
授業形式
Lecture + Seminar/Tutorial の組み合わせが基本
授業時間
最小単位は50分(cf. 早稲田は100分)
出席について
平常点(出席点)がありません。
成績には関係ありませんが、留学生(Student Visa)には出席要件があります。欠席が続くと大学から警告メールが届き、最悪の場合は強制帰国になります。
👉各大学の公式情報をチェック
録画システム
講義は全て録画されていて後から見返すことができます。
Reading Week
学期の中間に、授業が休みになる週があります(※授業によってはない場合も)。溜まった文献を読むための週ですが、ここで小旅行に行く学生も多いです。
3. 成績評価
イギリスの学生は1年次の成績が卒業学位の計算に入りません。
しかし、日本と比べて学習意識は高いように感じます(成績に関係なくても出席率が比較的高く、大教室でも発言する学生が一定数います)。
60%〜69% = Upper Second (2:1)
50%〜59% = Lower Second (2:2)
40%〜49% = Third Class
40% = Pass (合格最低ライン)
レポート評価
レポートの評価は日本(SILS)に比べて厳しめ。体感だとSILS基準からマイナス10点くらいのデフレが起きますが、70点以上で「最優秀」に分類されるので安心してください。(※個人の感想です)
4. レベルと難易度
授業のレベル (FHEQ)
学年ごとにレベル (FHEQ: Framework for Higher Education Qualifications)が設定されています。
Level 4:学部1年次相当
Level 5:学部2年次相当
Level 6:学部3年次相当
レベルが1つ上がると、内容が難しくなり、課題の量も増えていくのが顕著に感じられます。
2年秋留学であれば、Level 4, 5のモジュールを中心に選びつつ、余力があればLevel 6のモジュールに挑戦してみると良いと思います。
学生のレベル
日本とイギリスでは高校までの教育制度に違いがあります。
イギリスにはA-Levelという大学進学前の2年間の専門課程があり、高校生の段階で科目を3つ(例:経済学部志望なら経済・数学・歴史のみ)に絞り込みます。
例えば、経済学選択の学生はすでにミクロ・マクロ経済の入門を終えていたり、数学選択の学生は日本の大学1〜2年で学ぶ線形代数や解析学の基礎まで踏み込んでいます。
そのため、授業内の議論のレベルも日本と比べて高く、学生の専門性への意識も強いと感じました。
5. 授業中の文化
🙋手の挙げ方の違い
イギリスでは人差し指を伸ばして挙手をするのが一般的

🚨火災報知器
火災報知器の誤作動により授業が中断・中止されることがよくあります。
最後に一言
せっかくの留学なので、留学先ならではの授業を積極的に取ってみることをおすすめします。また、日本で学んだ科目でも、その国ならではの視点を得られます。日本だと事例などが日本やアジアに偏りがちですが、英国で学ぶことでヨーロッパや世界基準の視点で学べるのも魅力です。
英語力に自信がなく、授業やディスカッションについていけるか不安な人も多いでしょう。しかし、これは誰もが経験することなので安心してください。この経験は留学の醍醐味だと思って、成長の過程を楽しみましょう!
さらに学業だけでなくsociety(サークル)や旅行とやることは盛りだくさんですが、この絶好の機会を余すことなく有効活用しましょう!

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