ヨーロッパ留学の家探し


早稲田生に聞いた、ヨーロッパ留学の家探し

留学が決まった後、最も重要な準備の一つが「家探し」です。大学の寮に入れるのか、自分でアパートを探すのか、いつ頃から動けばよいのかなど、住まいに関する不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

実際、住まいの事情は国によって大きく異なります。大学が寮を案内してくれる場合もあれば、自分で学生寮やアパートを探さなければならない場合もあります。また、個室かどうか、キッチンや水回りが共用か専用か、長期休み中も住み続けられるかなど、事前に確認しておきたいポイントも少なくありません。

この記事では、留学の家探し第一弾としてヨーロッパにフォーカスします。実際にヨーロッパに留学した早稲田生へのアンケートをもとに、住居の種類や設備、家探しを始めた時期、探し方、注意点などを紹介します。



住居の種類

ヨーロッパ留学で選ばれる住まいには、主に4種類あります。それぞれの特徴を把握しておくことで、自分に合った住まいを選びやすくなります。

🏫 大学寮
大学から案内されることが多く、手続きの負担が最も少ない。まず最初に検討したい選択肢。
🏢 大学外の学生寮
大学が直接運営しているわけではないが、学生向けに提供されている住まい。大学寮がない・満室の場合の選択肢に。
🏠 アパート・マンション
自由度が高く、キッチンや水回りを専用で使える場合も。ただし契約手続きが複雑だったり、家賃が高めだったりすることも。
👥 ルームシェア
複数人でアパートを共同で借りる形式。キッチンやバスルームを共有することが多く、家賃を抑えやすいのが特徴。

では、実際にヨーロッパへ留学した早稲田生はどのような住まいを選んでいるのでしょうか。アンケート結果を見ると、半数が大学寮に住んでいることがわかりました。一方で、大学附属ではない学生寮やアパートを選んでいる学生もいました。

なお、本ブログの筆者は留学先の大学が寮を所有していなかったため、大学附属ではない一般の学生寮に住んでいました。

住居の種類のアンケート結果グラフ

設備面で見る住みやすさ

住まいを選ぶときには、住居の種類だけでなく、実際の生活に直結する設備面も重要です。特に、寝室が個室かどうか・キッチンや水回りが専用か共用かは、暮らしやすさに大きく影響します。

例えば共用設備のある住まいは家賃を抑えやすい一方、プライバシーや衛生面において負担に感じることもあるかもしれません。筆者が住んでいた学生寮ではキッチンが共用で、生ゴミが溢れていたり、洗い物が放置されて虫が集まっていたりすることが頻繁にありました。

アンケート結果を見ると、寝室は個室の人が多かった一方で、4分の1ほどは共用でした。キッチンはほとんどの人が共用で、水回りについても共用の人が多いことがわかりました。

寝室の形態のアンケート結果グラフ
キッチンの形態のアンケート結果グラフ
水回りの形態のアンケート結果グラフ


寮の設備・環境

寮には生活に必要な設備だけでなく、レクリエーション設備が充実しているところもあります。アンケートで寄せられた声を一部紹介します。

🏓 卓球台・テーブルサッカー・ビリヤード・ダーツが使える寮
🧖 サウナ付きの寮
📺 Netflix見放題の寮
🎉 入居者向けイベントが定期開催される寮
筆者の寮では、清掃員の方が個室を週1回・共用キッチンを平日毎日清掃してくれており、比較的清潔な環境が保たれていました。

家探しの時期

どのような住まいを選ぶかと同じくらい、いつから動き始めるかも重要です。特に大学から住まいが保障されていない場合、早めの情報収集が必要になります。

アンケートによると、大学から案内があり自分で探す必要がなかった人が半数いる一方で、自分で探す必要がある場合には留学開始の数か月前から動き始める人が多いようです。

家探しを始めた時期のアンケート結果グラフ
住居が決まった時期のアンケート結果グラフ

筆者は、留学開始の半年以上前に寮を契約できたため、不安を感じることなく留学準備を進めることができました。立地や設備のよい寮は、新学期開始の数か月前には満室になる場合も多いため、早めの行動がとても大切です。

契約前に確認したいポイント

住まいが見つかっても、契約前に必ず確認しておきたい点があります。以下のチェックリストを参考にしてください。

☐ 長期休み中も住み続けられるか(一時退去が必要な寮もある)
☐ 光熱費は家賃に含まれているか
☐ Wi-Fiは使えるか
☐ ランドリーはあるか(有料か無料か)
☐ 治安・大学までのアクセスは問題ないか
☐ エレベーターはあるか(スーツケース搬入時に重要)

家探しで苦労したこと

今回のアンケートでは、家探しで苦労した点についてもさまざまな声が集まりました。

候補探しが大変
大学の寮が用意されていない場合、留学生向けの選択肢が限られており、住まい探しの段階から苦労した人もいた。
契約手続きのトラブル
日本から海外送金をしなければならなかったが、支払い期限が短く送金が間に合わなかったケースも。
やり取りがスムーズに進まない
メッセージを送っても返信がほとんど来なかったり、内見の場所まで行ってもオーナーが現れなかったりすることも。
家賃・治安・立地のバランス
安い住まいは治安に不安のある地域にあったり、大学から遠かったりすることも多く、何を優先するか判断に迷うことも。

まとめ

ヨーロッパ留学の家探しでは、住居の種類や設備だけでなく、いつから探し始めるかも重要なポイントになります。特に、大学から住居に関する十分なサポートがない場合は、自分で早めに情報を集め、動き始めることが大切です。

また、実際に暮らし始めてからの住みやすさは、個室かどうか、キッチンや水回りが共用かどうかといった設備面にも大きく左右されます。加えて、長期休み中の滞在可否など、契約前に確認しておきたい点も少なくありません。

これから留学を考えている方にとって、自分に合った住まいを考えるきっかけになれば幸いです。最後に、実際に留学を経験した先輩方から寄せられたアドバイスを紹介します。


💬 先輩からのアドバイス

時期・タイミング

✅ ヨーロッパは学生向けの寮が不足しがち。大学からのサポートがない場合は、留学先が決まったらすぐに動き始めよう。
✅ 都市部は家賃が高いため、選択肢を広く持つには半年前くらいから早めに動くのがおすすめ。
✅ 先着で枠が埋まってしまうこともあるので、先延ばしせずすぐに応募しよう。

住居選びのポイント

✅ 寮に住めるなら、寮の方が安心。
✅ 少し高くても、できれば専用バスルーム(private bathroom)付きの部屋の方が便利。
✅ 共用シャワールームはできれば避けた方がよい。
✅ キッチンも、できれば個別の方が使いやすい。
✅ 意外と旅行などで家にいないことも多いので、条件によっては家賃の安さを優先してもよい。
✅ ルームシェアは掃除や生活習慣の違いでストレスになることがあるため、少し高くても一人暮らしの方が合う場合もある。一方で、フラットメイトの衛生感覚が合えば大きな問題にならないことも。

注意点

✅ 治安はしっかり確認すること。不安な点は遠慮せず何度でも聞こう。
✅ エレベーターのない寮では重いスーツケースを階段で運ぶことになるため、上の階にしすぎない方がよい。
✅ 住居はQOLに直結するので、慎重に検討を。
✅ 家探しはかなり大変だが、周囲の人を頼ったり「留学中だけの経験」と割り切ったりしながら根気よく進めよう。

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