こんにちは!
この記事ではオランダ・マーストリヒト大学に交換留学を経験した学生が大学の授業について紹介します!時間割


私は主に心理学を履修していましたが、留学先の学部がリベラルアーツカレッジだったので加えてデジタルメディアや社会言語学の授業も履修してみました!
マーストリヒト大学は後述のProblem-Based Learningを採用しているので授業は全部ディスカッション形式です。
この中からいくつか授業の内容をご紹介します!
Digital Media: Digitalization, Digital Cultures and User Practices
人間生活とデジタル技術の関係についての授業です。
監視社会、日常生活の中のロボット、AIとクリエイティビティなどなどを議論しましたが、ヨーロッパ諸国出身のクラスメイトは授業で扱ったロボットによる効率化やアンドロイドに抵抗を覚えているようでした。幼いころからドラ〇もんやペ〇パーくんを見て育ってきた私には衝撃でした。
期末課題は3000語のレポートだったのですが、先生が “I think 3000-word paper is relatively short…” とおっしゃっていてそれまで英語では1500語程度のものしか書いてこなかった私は戦慄しました。
Philosophy of Mind
consciousness(=意識)とは何か?を論理で定義づけようとしてきた心の哲学の授業です。数千年にわたって議論されてきた内容なだけにたまにわけがわからなくなりました。

でもTutorial中はクラスメイトが積極的に発言していて、この内容について発言できるのすごいな!と尊敬の念。
Psychology and Law
法心理学です。私は心理学は心理学でも認知心理学という脳に関する分野を中心に学んでいたのですが、犯罪と心理学的背景、司法制度における心理学の専門家の役割など非常に興味深かったです。
ただ、授業で扱う・予習として読んでくる文献の数が非常に多く、1回の授業で10本読む回もありかなり大変でした…。しかしそれだけ徹底的に勉強できる環境ではあります!

Language, Culture, and Society I: An Introduction to the Field
授業名の通り、言語と文化や社会の関わりを学んでいく授業です。クラスメイトがオランダ語、フランス語、広東語の話者であったりアフリカにいた経験があったりと本当にバックグラウンドが多様で、ディスカッション形式を最大限にいかして異文化・異言語について理解を深められた気がします!
Writing in an Academic Context: Improving Argumentation and Style
こちらは上記のcourse授業とは違い、skill授業というアカデミックスキルを磨く授業です。この授業は、同じ内容の文章をよりわかりやすく伝えるためのテクニックを自分が過去に書いたレポートに使って改善していく授業です。
早稲田の授業でも似たような授業はありましたが、その上にさらに乗っかってくる感じでライティングスキル向上にとても役に立ちました!
大学の授業履修システムについて
単位
マーストリヒト大学はECTSを単位として採用しています。ECTSが日本の大学の単位に換算されたらどれくらいになるのかは場合によるみたいです…
「正規の学生と同様に1年で60ECTSとってね~最低でも1セメスターで20ECTSはとってね~」と言われたのでフルで登録しました。
授業形式
私が留学したマーストリヒト大学では、全授業でProblem-Based Learningという学生8~15人とTutor1人でのディスカッション形式がとられていました!
できるだけ授業で発言できるように予習をしっかりしていました。
1つのコースにつき週2回のTutorial(ディスカッション)は絶対で、講義がある授業もない授業もありました。
さらに複雑なことに、秋セメスターがさらにPeriod1、2、3に分けられ春セメスターがPeriod4、5、6に分けられていて、それぞれのPeriodで違う授業を取るという複雑さ…中間課題のプレゼンが終わったと思ったらもう期末テストが迫ってくる忙しさでした。
授業の種類
授業にはCourse/Skill/Projectがあり、
Course: 日本の大学で言えば○○論にあたるメインの授業。Tutorialは週2回、場合によって講義もある。Period1/2、4/5にとれる。
Skill: 名前の通りアカデミックスキル向上のための授業。Tutorialは週1回。講義はあったりなかったり。Period1/2、4/5にとれる。
Project: 学生が主体的にリサーチ・リーディングをしてプレゼン・レポート・ディベートなどでアウトプットしていく授業。Tutorialは週2回。Period3/6にとれるが、場合によってはPeriod2/5から始まるものもある。
という感じです。
Pre-requisite(前提条件)として特定の授業を受けていることを求める授業もあるため、興味のある分野・留学先で学びたい分野がある人はできれば早稲田で履修しておくと◎!
課題・評価
出席:出席がとても重要で、CourseとSkillは全Tutorialの85%、Projectに至っては100%の出席が求められます。が、きちんと理由がある場合とか場合によってはcompensation assignmentという追加課題で挽回できます。
中間:個人・グループプレゼンが多いです。グループプレゼンの場合早めにメンバーを確保しておくのが吉!
期末:レポートまたは試験です。レポートは3000wordsが多かったです。試験は大学のスポーツホールで備え付けのPCで受けるデジタル試験がほとんどでした。過去問が出回らないのでどんな問題が来るかわからず不安でいっぱいでした、、
成績評価
0~10で課題・試験が採点され、それぞれの得点と重みづけの掛け算で計算されます。合計で5.5を超えればPass、下回ればFailのケースが多いです。FailしてもResitという再試験を受けられる場合もあるので、その際はしっかり勉強して再挑戦。
最後に
早稲田で英語での少人数授業を多少経験していたとはいえ、留学初期は英語でのディスカッションとリーディング量の多さ、グループワークに苦しみました。それでも強制的に勉強する動機があるのはいいことだなと思いますし、その大変さをどう乗り越えるかが留学での成長するポイントだと思います!
欧米の大学に留学する人はぜひ人文系をとってみてください。東西の考え方、価値観の違いを実体験するのもよい経験です!
楽しく充実した留学ライフの力になれたなら嬉しいです!

コメント
コメントを投稿